都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

欲望に正直になったほうが生きやすい

私はHSP傾向があり、いわゆる繊細さんに分類されるタイプの性質を持っています。だからというわけでもないのですが常に周りからどう見えているのかを気にして、出過ぎない振る舞いを心がけていました。

同僚からも「ハードに仕事してるのに謙虚ですね」と言ってもらえたこともありました。

 

謙虚で控えめ。

 

これは私の長所でもあり、しかしながら裏返せば短所でもあったと今は思います。なぜかというと本当の私は強欲だからです。強欲な部分は人に見せないようにして謙虚なふりをしていたからです。日本人特有の性質かもしれないけど欲がない人のほうが良い人に思われやすいです。なので私も良い人って思われたくて欲のない自分を演じていました。(当時は演じていた、という自覚もなかったです)

 

このブログを続けて読んでいただいてるかたならおわかりかと思いますが、私は常に自分と戦っています。マラソンは去年より1秒でもタイムを縮めたいし、英語はTOEICの点数を右肩上がりに上げたい。行ったことない国にも行きたいし、新しいサービスは試してみたくなります。投資もやってるし定期的に自分の総資産を目標額まであといくらと計算しています。

 

仕事だってそうで、成果を出したいと常に思っているし、成果を出したらそれ相応のお給料を望みます。

 

私の内面は強欲なんです。

でも強欲さを表に出しすぎるとあんまり良くないのかなって思って、欲のないフリをしてました。

 

今はそうやって偽っていた自分を後悔しています。

「やりたいことが出来ていればお給料は二の次」なんて綺麗事でしたね。

 

私は転職を決めて、もうすぐ有給消化に入るのですが、次の会社が私に現職の1.2倍ほどの年収を提示してくれて私は心から嬉しかったのです。そしてその年収は私が面接時に希望した額なのです。私はエージェントを通さず企業と直接面談していたため、自分で自分の年収を交渉しました。深夜に転職のための書類や面接対策を準備していて、絶対に聞かれるであろう『希望年収』をなんて言おうか迷っていました。

 

現職の面接の時はIT業界での経験も豊富ではなかったので自信がなく、なんて言ったかは曖昧ですが「今の年収がこれくらいなので同じくらいだったらいくらでもいいです」みたいなことをいった記憶があります。

これでは完全に負け戦。謙虚な人だとは思ってもらえたかもしれないけど、自分の価値をいくらでもいいなんて相手に委ねては決していけないと振り返って思います。「あんまり高く言い過ぎたら落とされてしまうのでは?」「自分の実績だとこのくらいが限界かも?」と完全にチキっていました。

 

私はこれまでのどの職場でも主体的に仕事に取り組み、それなりに成果を出してきました(とんでもない革新的な成果ではないけどそれなりに)。

20代ならまだしも30代でそんな弱気な年収交渉ではダメなのです。いくらでも良いですって入社して、成果を出して評価されたら、それなりの金額がもらえないことが不満に繋がります。

 

日本人は謙虚で控えめで勤労が美徳とされているけれど、正しく欲を持つことって大事だと思うし、欲があるって自然なことだなと今は思います。欲があるからがんばれるのです。

 

「やりたいことがある」→これは夢を持って生きる人の健全さがある。

「自分の実績に見合った年収が欲しい」→なぜかこちらは若干言いにくい。人によってはお金が欲しいということを傲慢と感じる人もいるはず。

 

しかし、私も40代です。会社員生活も約20年を迎え、そろそろ自分の経験に自信を持ってもいいのではないかと思いました。20年ですよ!?アイドルだったら20周年記念コンサートとか盛大にやってしまうレベルじゃないですか。

 

繰り返しますが、欲を持つのって自然なこと。

欲しいものがある、欲しい生活がある、やりたいことがある。欲っていわば生きる希望じゃないですか。好きなアーティストのライブがあるからその日まで生きようって思えるし、衣食住を快適にしようと思ったらお金は絶対に必要だし。

 

欲を隠して振る舞っていると、どこかで無欲な人を演じるシーンが出てきてしまう。謙虚で無欲な人であると周りに思われるのは、たまに良いけどたまに舐められます。私はこのブログを通して自分が欲深い人間であることは十分に自覚してきました。強欲で何が悪い!?と背筋伸ばして生きようと思います。

 

 

 

追伸:

30-40代で転職を視野に入れてる人はビズリーチ☝️おすすめです。(いつものごとくPRじゃないので私には1円も入ってきません)

どんな会社からどんな条件でスカウトが来るか試すだけでも価値があると思いました。行く気がない会社だったら返事しなければいいだけで損はないし。意外な会社からオファー来ることがあって、その会社の条件見れるのが私は面白かったです。転職活動も回数を重ねると若干エンタメ化してきますね。

 

 

賞与が少なかった時の話はこの記事をご参照ください。文章から悲哀が滲み出ています。

https://simple-april.hatenablog.jp/entry/2024/02/06/101301

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