都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

気持ちを言葉にのせて。手紙のちから

私の好きなことのひとつに「手紙をかくこと」があります。

 

これは小さな頃からずぅっと好きなこと、もう趣味といってもいいかもしれません。

 

小さな頃はお洋服のお下がりをくれたお姉さんにお礼と自分で書いた絵をたくさん送っていました。(子供ながらの絵なのでうまくもないし今思うと送られたお姉さんご迷惑じゃなかったかしら)

小学生の頃は親友と交換日記に励んでいました。親友も私も絵を書くのが好きだったので交換日記をしながら交換漫画もしていました。

高校生のときはノートを破った切れ端に手紙を書いて(いけないことだけど)授業中にまわしたり。

仲の良い友人の誕生日にはプレゼントとともに手紙を必ずつけていました。

 

この習慣が大人になったいまでも続いています。気持ちを言葉にするのが好きだし、感謝している気持ちを伝えたいのです。

そう思うのはどこかで人生は短いもの、人との出会いも一期一会と思っているかもしれません。少しデリケートな話になりますが若い頃から割と周りに死が近いものとしてあった気がします。自死を選ぶ人がいることも責めれないというか仕方ないものとして理解してしています。また東日本大震災が起こったことも大きいです。ある日突然会えなくなることがあると刻み込まれてしまいました。

 

感謝の気持ちは言える時に伝えておきたい。そう思うのでよく贈り物もおくりますし、手紙も書きます。

手紙って書いている時は相手のことを思い浮かべて完全にその世界に浸って書いているけれど、意外と送ったあとは何を書いたか忘れてしまうことが多いです。そんな気軽さも良いです。

 

高校の時の親友はとても優しくて楽しくて繊細な子でした。ご家庭で色々なことがあったりして高校を卒業したあと少し距離ができて心配な時期もありました。(色々な葛藤があったことを後に話してくれました)またふたたび仲良くなったときに私が送った手紙をお守り代わりに持ち歩いていると言ってくれました。その時は嬉しいような恥ずかしいような気持ちだったけど今思い出すと涙が出ますね…。

 

私も彼女から今までもらった手紙はジップロックにいれて今も大事に保管しています。ミニマリスト傾向がある私でも捨てようと思ったこともありません。自分の人生がつまった大事なものだからです。もし私が死んだら棺桶に入れて欲しいものNo.1です!

 

 

つい最近も手紙を2通書きました。一つは地元の友人が贈り物をしてくれたのでそのお礼として。もう1通は同僚に向けて。久しぶりに書いてみてもやっぱり手紙を書いてる時間は良い時間でした。相手に合わせて便箋を選ぶところから始まり、封を閉じるシールを選ぶところまで。ずぅっと楽しくて幸せな時間です。顔を合わせては少し言いづらい相手への気持ちとか、ありがとうとかごめんねとか。手紙ではなぜか素直に言える気がします。

 

私自身も手紙をもらうとすごく嬉しいです。もしかしたら物をもらうより嬉しいかも。自分のことを考えて書いてくれた言葉、すごく価値があると思います。

 

心がかさかさしてきたら、手紙を書くのおすすめです。贈った相手も喜んでくれるし自分の気持ちも優しく満たされます。

 

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