都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

優しさが足りない

今の自分に足りないのは優しさだなと思う。仕事がとにかく忙しく、たくさんのタスクを抱えているため、自分のことで精一杯だし、そんな自分と比べてロングなお喋りをかましてる同僚を見かけるとどうしてもどうしても僅かなもやもやは覚えます。

 

人って見えてないところで様々なものを抱えてたりするし、楽しくお喋りしていた同僚も、もしかしたら内面や家庭ではものすごい悩みを抱えているかもしれません。でもそんなことに想像力を働かせる余裕もなくはたらくわたし。この生き方でいいのかは正直とても難しいところ。自己肯定感という言葉をよく耳にするようになったけど、私は果たして私の生き方を肯定することができるだろうか。

 

昨日20代の同僚の話を書いたけれど、新卒から配属されたメンバーも多く若手が半数を締める弊部は比較的性格良い子が多いと思います。私自身はこれまでに何度か転職しており、新卒採用にその会社のカラーが出ると思っていますが、弊社の新卒は優しくて良い子が多いです。「優しくて良い子」それは長所でもあり、反面「前提から疑う」ことや「上昇志向を持って仕事に取り組む」みたいなところは課題でもあるのですが。

 

話がそれましたが、新卒から配属された入社1-4年目ぐらいの子の優しさが私には新鮮でまぶしく感じられる瞬間があります。まあキャリアを積んで上に行くほど成果を求められるので、仕事に厳しくなるのは当然なのですが、自分が忘れていた大事な部分を思い出してハッとするというか…。入社4年目の子が2年目の子に仕事を教えているのが聞こえたりするのですが、とにかく優しい。相手を否定しないし、どんな言い訳もうんうんと聞いてあげている、自分も忙しいだろうにイライラした感じを出さない、入社年数に関わらず関係がフラット。この辺は本当に今どきの若い子ならではだなと思います。社風や業界によってもちろんもっとギラギラギスギスしている会社もあると思いますが、若手は仕事に対してそこまで重きを置いてないというかあくせく仕事を頑張っても幸せになれないことをちゃんと知っているように思います。あくせく働いて心身を壊したり、しんどそうな上司たちを見て「そうなりたくない」って思ってるんだろうなと思います。

 

私自身は数字の目標を持っていることもあり、それはすごいプレッシャーです。使うお金も求められる売り上げもとんでもないと感じます。雑な言い方をすると1億使って10億稼ぎなさいと言われているようなもんです。(比喩です)

だけど仕事なんて生活の一部であって全部ではなく、ここの考え方は間違えちゃいけないなと思う。自分が疲れていたとしても優先席は譲りたいし、落ちてるゴミは自然に拾える人でありたいし、困っている同僚がいたら自分の帰る時間が遅くなってもそれを助けられる人でありたい。

仕事をしていると正しさや優しさが、仕事としての成果に隠れがちになる。だからパワハラなどのハラスメントが横行しているんだと思います。売り上げを上げることが一番の正義として扱われがち。

 

でも若手の子の優しさとかフラットさに私自身もハッとする時があって、姿勢を正す思いというか「まずは人として正しくあるべき」っていう当たり前のところに立ち返ったという話です。ごちゃごちゃ書いてしまったけどわかりづらいですよね。

 

「体調を崩したから休みます」っていう子には、「お大事に。ゆっくり休んでね」って言えることが人としての優しさ。たとえどんなに忙しくてもそういうところ気をつけて行きたいな。

仕事も出来て、優しさも持ち合わせた女。これが叶ったら最強ですね。そういうマインドで今日も戦場(会社)に行ってきます。

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