都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

無職の才能

転職が決まり現職の最終出勤を終えました。今は有給休暇の日々です。

 

有給休暇…それはなんと甘美な響きなのでしょう。休んでいるのにお給料が発生しているというわけのわからない状態です。(会社員にとっては大事な権利)

 

お休み中にこの時期にしか出来ない大きなことをしようと思っていたけど、割とちょこちょこやらなければいけないこともあり、次の会社に提出する書類の準備などしていると意外と毎日があっという間に過ぎてしまいます。

 

働いてる時はあまりに忙しく、もう会社に縛られたくないからFIRE(経済的自立)を目指すぞ!なんて、思ったりしていたけどいざ自由を手に入れてみると、自分はもともと十分に自由であったんだなと気づくことが出来ました。

 

私はこの有給休暇中、お金の制約を設けることなく過ごしてみようと決めました。幸いなことに次の仕事も決まっているし今までの貯蓄もあるので、お金の高いとか安いとかで判断を変えず、本当にやりたいことをやろうと思ったのです。

 

欲しい物を買い、やりたいことをやってみよう。こう考えるととても自由な気持ちになることが出来ました。

 

気になった物は惜しみなく買いました。スニーカー、Tシャツ、ベッド、マットレス、シーツ、かわいい布、良い香りのキャンドル、素敵なゴールドのイヤリング、ランニングウェアなどなど。これまでなんとなく持っていて古くなったものは積極的に新しいものに入れ替えました。

 

やってみたかったことも思い切ってやってみました。顔のホクロ取り、よもぎ蒸し体験、ベッドの組み立て、日帰り旅行などなど。

 

 

多分新しい自分になりたかったのだと思います。新陳代謝を促して、自分第二章に向かうような。

あるいは自分の不安を打ち消したかったのかもしれません。これまで馴染んでいた場所を1人離れ、本当に良かったのだろうかという不安な気持ちを払拭するためにこれらの行動を必要としていたのかもしれません。

 

そんな風にやりたいことを詰め込んで有給休暇を過ごしていますが、私が幸せを覚える瞬間は意外と小さいことでした。

◯カフェで読みたかった本に熱中

◯内省しながら日記をつける(このブログ含)

◯掃除、洗濯、断捨離

 

なーんだ、これっていつもやってることじゃんって思いました。なんならカナダに留学していた時もこんな生活をしていたんでした。

 

 

よく巷では『無職になると最初こそ楽しいけど3ヶ月、半年と経てば自由にも飽きがくる。無職になるにも無職を楽しいと思える才能が必要』なんてことが言われています。

 

私はどちらだろうと考えます。

無職期間中にあれもこれもやらないと!と詰め込んでしまうところを見ると無職の才能は無さそうです。でもどこにいても、お金があってもなくても、好きな本が読めて好きに文章が書けていれば私は幸せなのだと感じられたので、これは無職の才能があるってことでしょうか。

 

自分の中心に何があるかだけわかっていれば、不安になる必要なんてないとわかりました。そこは人と比べるものではないのです。

 

私という人間のスケールは途方もなく小さくて、だけど無限の可能性を持っているんだなと気付くことが出来ました。もし今後無職になっても私はその暮らしを楽しむことが出来そうな気がしています。

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