都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

無理な時に無理という力

私なりのミニ仕事術をお伝えするシリーズ第二回です。

 

皆さんは職場で上司や同僚から無理な仕事を振られたときにちゃんと断ることできますか?

 

HSPということもあり、人の感情を読みすぎてしまうので断るってすごく苦手でした。

とにかく相手を嫌な気分にさせたくないために自分を犠牲にしてしまうところがありました。

 

たくさんの仕事をこなせば経験になるし、会社にも貢献できるのだから、無理してできるならやった方がいいのではないか。そんな風になんとか自分の考えを無理やり前向きにして取り組み、結果なんとかはなるのです。

 

しかしこれで良いのかは疑問が残るところ。

なんとかなったことで逆に未来の自分の首を絞めてしまったような。上司からしたら「なんとかなってるしまだ余裕あるじゃん」と思われてしまったかもしれません。

 

◇上司からの仕事

◇仕事相手からの売り込み

◇気分の乗らない飲み会

こういうもの全部、嫌われないように相手を嫌な気分にさせないように飲み込んで、なんとかやり過ごしてきたのです。しかし、私ももうアラフォー、先の人生は長くありません!

 

昨年末に一年の振り返りをしているときに、こういうシーンが何度かあったことを思い出し、2023のやりたいことリストに「自分の時間を大切にする」と書き込みました。

私の1分1秒はとても貴重なものであること。

他人に対して犠牲の気持ちや我慢の気持ちはなるべく持ちたくないという決意の表れです。

 

先日、この決意が良い形で発揮されたことがありました。

 

私が担当してしているプロジェクトで、去年までもかなりいっぱいだったのに今年はさらに大規模なプロジェクトを上乗せでやることが決定しました。それ自体は会社にとって必要な判断なので仕方なし。ではそれを誰がやるか。

 

順当に考えれば私が担当すべきでした。経験があることの延長でありながら新しい大きな取り組みだからです。しかし、2つのプロジェクトのスケジュールが被りまくりで。

 

ここで私が引き受けては新しいプロジェクトがうまく進まない可能性大。今まで進んでいたプロジェクトさえごちゃごちゃになるリスクもある。

 

上司が新しいプロジェクトの進め方をどんどん私に伝えてくるなかで、私は言うべきか言わないべきかドキドキしていました。

 

でも現実的に考えて私の脳みそは一つしかなく、私の1日は24時間しかないのです。

 

つばをごくっと飲み込んで言いました。

「この新しいプロジェクトは私が担当しますか?」

一瞬ミーティングの空気がシーンと止まったような気がしました。

 

どちらのプロジェクトもスケジュールがかぶっていること、昨年までも色々タスク漏れがありながらなんとか進めている状態だったこと、このままだとリスクが大きいことを私は冷静に上司に伝えました。

 

上司にとって私がいっぱいいっぱいの状態であることは意外だったかもしれないし、新しいプロジェクトをやりたくないと思われたかもしれません。

 

しかし「じゃ、◯◯さんにやってもらおう」と割とスッパリ他の人に依頼することが決まったのです。

 

新しいプロジェクトを私が従順に引き受けていたらどうなっていたのだろうと思います。なんとかこなして評価は得られたかもしれませんが心身はボロボロになったと思います。

 

でも断って良かったというか、自分の不安を正直に話せて本当に良かったと思うのです。

 

上司だって仕事ができない人ではないのです。やりようがあるなら方法をアドバイスしたと思います。違う人に振る、というまともな判断をしてくれたことに安心しました。

 

こんな風に往々にして、自分がやらなきゃと追い詰められていてもそう思い込んでるのは自分だけで、誰がやっても良いことはたくさんあると思います。

仕事において大事なのは成果です。

成果を出すためにリスクはつぶし、最善の手段をチームで考えるべきなのです。

 

不安を上司に伝えるまでは怖かったけれど、出来ない自分もわかってもらえた方が安心して働けます。感情的にならずに状況とリスクを伝えることが大事だと感じた一件でした。

 

組織の中で働いているわけなので上から振られた仕事にはなんとか応えようとしています。しかしながら従順であることが最適というわけではないと思います。

 

本当に無理だと感じた時には思い切って無理と伝える選択肢も自分の中に持っておきたいと思うのです。

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