都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

はじめてのメンタルクリニック(後編)

 

40代にしてはじめてメンタルクリニックを受けた話の続きです。前編はこちらをご覧ください。

simple-april.hatenablog.jp

【あらすじ】

一度目の受診は先生に症状を話して、薬も希望しなかったため診療は割とすぐに終わりました。(私の症状がそんなに重くなかったこともあり)

その後、もしさらに悩みについて詳しく話したいなどあればカウンセラーのかたと面談が出来ることを知り、1時間で5千円という価格に一瞬ひるんだものの、人生というこの先の長い時間で割れば、払う価値もあるだとうと思い切って申し込みしました。

 

 

カウンセラーのかたは30代くらいの女性で、こちらの話したことは「うんうん」と相槌を打ってくれて、質問には小気味よく答えてくださるかたでした。私は自分が感じている仕事のストレスと不眠が続いていること、自分がHSPのため近くに感情の起伏が激しい人がいるときに負の感情をもらってしまうことなどについて話ました。

 

カウンセラーのかたが教えてくれたことを家に帰ってから簡単にメモしていたのでご紹介。(※これはあくまでも私の主観で話したうえで教えていただいた対処法です。)

 

<身体のこと>

■仕事が忙しくずっと脳がフル稼働していて夜になっても眠りが訪れない。仕事の時は過集中状態で呼吸も忘れている時がある。

アドバイス:手をグーパーして脱力する。お風呂に入ったとしたら「お湯があったかいな」「入浴剤良い香りだな」と目の前のことを感じるようにする。

→これはリラックスするためにまず身体からアプローチするために行う。

 

<メンタルのこと>

■近くに感情の起伏が激しい人(それが上司だった場合)がいる時

他人の機嫌は他人の問題。自分との間に境界線を引く。物理的に一度離れてみる。

 

そのほかカウンセラーのかたとの話でハッとしたこと。(私)は責任感が強く、すでに頑張っているのにさらに頑張らなきゃと思いがちのようでした。「もし後輩が同じ悩みを持っていたら助けたいと思うはず。それを自分にもしてあげるという考えかた」と教えていただきました。たしかに自分だと我慢して仕事を進めようと思うけど自分の後輩や部下に「理不尽なことを我慢して」なんて絶対に言わないなと新しい視点をいただきました。

 

また、私はこのブログを割と仕事に行く前の朝に書くことが多いのですが、夜にも自分の考えを記したり、仕事以外のことに没頭できる時間があると良いとのことでした。直近で転職活動していた時に書類の作成は業務後の深夜に行っていたのですが、意外とそれらも没頭出来て目標に向かう感じがあり、私にとっては楽しい時間だったのです。なので、最近ブログは夜に下書きを少し書き進めることにしています。

 

上記に挙げたことのみだけだとあまり皆様にとってお役に立つ情報ではないかもしれませんが、メンタルクリニックに初めて通ってみて、『自分の話を誰の利害関係も気にせずに話せる場所がある』ということに救いを感じました。

今まで気付いてなかったけど、同僚と飲むときも友人と遊ぶ時も知らぬ間に自然に(それは相手への気遣いも含むけど)、相手に合わせて話すことを選んでいたのです。

 

でもメンタルクリニックといういわば悩みを話して良いとされている場所で、そこに対価も払って行って、私は私の思っていることを話していいんだということに救われた気がします。

 

もちろん健康だったら必要ないかもしれないけど、大人って意外と気遣いやしがらみのなかで暮らしているので、メンタルクリニックという選択肢もあることを知ってもらえたらいいなと思って書きました。

 

私は転職も決まり、とりあえずは環境も変わるため、しばらくは次の診療を入れる予定はないのですが、もし悩んだり自分のことを棚卸ししたくなったらまた行ってみてもいいなと思っています。

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