都会のすきま-40代ほどほど暮らしのつくりかた

アラフォーになってもジタバタしている毎日のこと

気になるベローチェ

会社の最寄駅周辺にはいくつかのカフェがあります。

 

スタバ、サンマルクタリーズドトールなどなど。そのなかでも私はなぜか圧倒的にベローチェに惹かれます。

おしゃれ民は皆スタバに行くのですが、私はたまにスタバを利用するとなんだかそわそわしてしまって落ち着きません。絶対に誰も気にしてないと思いますが「スタバ慣れしてないやつが来たよ」と思われてるんじゃないか、スタバの暗黙のルールに抵触しているのではないか、注文の仕方、サイズの言い方など色々なことが気になり私は一生おしゃれ民にはなれないなぁと思います。

 

その点ベローチェはカフェというより昔の喫茶店の雰囲気を残しており、おじさまがたのお姿も多く見かけます。低価格、シンプルメニュー、多い席数。この雑多なものに紛れてる感じが私にとってはとても心地良いのです。

これは土地のフィット感とも似ていて青山にいる時、私は青山にふさわしくない格好をしている自分を恥ずかしく感じ、池袋のごみごみした感じに紛れているときに妙に落ち着きます。「ここにいるべき層」が明確なことが私にとっては少し肩身が狭く感じてしまうのです。

 

池袋の少し奥まった怪しい界隈にひっそりと存在するベローチェがあるのですが、そこは本当に変わった人たちの宝庫でいつも新鮮な体験ができます。隣の席で怪しい面接をしていたり、怪しい勧誘をしていたり…なんというか普段見れない世界線の存在を知ることができる貴重な場所です。

 

ベローチェはカフェというおしゃれな単語の中に入れていいのか迷う少しはみ出した感じ、色んな人がいることが許されている感じが私にとっての居心地の良さなのかもしれません。

 

余談ですが会社最寄り駅付近のベローチェは店員さんもベテランのかたが多くメニューを提供する動きに一切のムダがないところも気にいっています。カウンターの向こうの細長い調理スペースをコックピットのようにテキパキと動きサッとコーヒーやメニューが出てくるのはストレスが全くありません。これもメニュー数を絞ってるからこそなし得るスピード。

 

余談2ですがベローチェって店舗によっては昔の名残りなのか妙にヨーロッパ調のデコラティブな装飾が施されていてそんなところも興味深いです。

 

色んな層の人がいて他のカフェとは一線を画していて妙に気になるにくい存在、それがベローチェなのです。

 

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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